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2020年5月21日木曜日

【英語】文頭語の予測【解釈】

比較的簡単な話ではあるはずなんですけど、しっかり意識してないと難しい問題を取り上げましょう。
まずは次の文章を読んで、主語と動詞を答えてください。(英文解釈教室より)

That Beethoven, who was so passionately fond of music, should cease to hear, seemed too cruel to be true.

たぶん為になること書いてあると思うから読んでみて笑


最初の例題の解説の前に、簡単な文章から。
1.To master English is not easy.
2.To master English you must study hard.
当然わかると思いますが、次のようになってますよね。
.

つまり、To master Englishは形としては全く一緒なのに、役割が違う。所謂不定詞の名詞的用法と副詞的用法です。これは文頭のVingにも言え、次のようにまとめられます。

文頭のTo V

1.名詞的用法=主語
2.副詞的用法=後に主語がある
文頭のVing
1.動名詞=主語
2.分子構文=副詞=後に主語がある
  
つまり、文頭でTo VもしくはVingをみたら2パターンしか解釈がないんですね!
Vingは動名詞だとか分子構文だとか、名前が特殊なので不定詞と遠く異なって見えてしまいますが、
動名詞≒不定詞の名詞的用法
分子構文≒不定詞の副詞的用法
と、ざっくりとした働きは同じですよね。

さて、それでは本題です。文頭のthatはどうでしょうか?
thatは上2つより簡単です。

文頭のthat
1.接続詞(名詞節)=主語
2.形容詞「あの、その」=後に主語がある

1.接続詞に関しては、Sの位置で見るよりVの後に見ることの方が多いでしょう。
例 I think that he is honest.
ですが、文頭にあっても変わりません。thatは接続詞なのでthat以下は完全文です。
例 That he is honest is certain.
※thatは接続詞と呼ばれるのはthat内部が完全文になるからであって、役割としては名詞節です。
2.形容詞はいいっすよね。
例 That boy is honest.


てなわけで、最初の文章はこのようになっていました。


なので答えは
主語=that Beethoven〜to hear
動詞=seemed
でした。

ちなみにこのshouldは?
これは驚きなどの感情を表してます。
例 It's strange that you should not know it.
  君がそれを知らない「なんて」驚きだよ
他はcease toとかbe fond ofとかtoo-to〜とか…大丈夫よね??

訳 音楽をれほど情熱的に愛したベートーベンの耳が聞こえなくなるとは、残酷すぎて本当とは思えなかった。


最後にまとめときましょうか!
文頭のTo V
1.名詞的用法=主語
2.副詞的用法=後に主語がある
文頭のVing
1.動名詞=主語
2.分子構文=副詞=後に主語がある
文頭のthat
1.接続詞(名詞節)=主語
2.形容詞「あの、その」=後に主語がある  

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